米大リーグ・ツインズの前田健太投手(34)が20日、自身のインスタグラムを更新。家族に対するネット上での誹謗中傷に法的措置を取り、投稿者から損害賠償金の支払いと謝罪があったことを報告した。

 前田は「謝罪文」と「誓約書」と書かれた文書の写真を掲載。「長年に渡り、SNS、Yahooニュースのコメント等、インターネット上での誹謗中傷、妻に対する誹謗中傷や脅迫メッセージなど家族が恐怖に感じる事が多々ありました」と明かした。

 続けて「最初は無視をするのが一番だと思ってましが、子供達が大きくなった時に目にする事を考えた時にしっかりと説明したいと思い、法的措置を取ることを決めました。その結果、裁判所から発信者情報開示請求が認められ、投稿者を特定する事ができました。投稿者の方からは、損害賠償金の支払いがあり、真摯な謝罪もありましたので、今回に限っては、刑事処罰等の責任追及までは致しませんでした」と報告した。

 その上で「今後についても、目に余る誹謗中傷については、しっかりと対応していきたいと思います」とした。

 社会問題となっているネット上での誹謗中傷は球界にも波及している。昨年11月には中日・福敬登が自身のSNSに殺害予告が届くなどの被害に遭っていたことを明かしている。