井ノ原快彦(45)主演のテレビ朝日系刑事ドラマ「特捜9 season5」(水曜午後9時)の第3話が20日に放送され、平均世帯視聴率が11・0%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・1%だった。

警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)主任の浅輪直樹(井ノ原)をリーダーに、個性派メンバーがぶつかり合いながら事件解決に挑む人気シリーズ。新キャストとしてSnow Man向井康二が加入した。

第3話では…。

特捜班に新たに配属となった高尾由真(深川麻衣)が出勤した早々、殺人事件が発生。浅輪ら特捜班メンバーとのあいさつもそこそこに捜査が始まった。

被害者は著名な舞台演出家・獅子山伊吹(石垣佑磨)で、何者かに首を絞められて殺害されたようだ。

獅子山は自身が作・演出を務めた舞台の再演となる「令和義経伝」の公演が間近で、主演を決めるオーディションもヤマ場に入っていた。最終選考に残っている若手俳優は藤山葵(佐久間悠)満島諒太(小西貴大)白羽行人(高地優吾)の3人。だが、寡黙だった獅子山は、誰を選ぶのかは周囲に伝えていなかった。3人には事件当日にアリバイがあったが、矢沢英明(田口浩正)はなぜか、アルバイトをしながら役者を続ける苦労人の白羽のことが気になる。

一方、国木田班長(中村梅雀)と小宮山志保(羽田美智子)は、獅子山の実家である和菓子店に聞き込みをする中で、獅子山の実兄が継いでいる老舗だが、兄弟間の関係は芳しくなく、まさに“源義経と源頼朝”の様相だと知る。

また、青柳靖(吹越満)らは、被害者の手帳にあった住所に出向くが、そこは違法なカジノバーだった。獅子山は闇カジノの常連なのかと思われるが、やがて、カジノに出入りする獅子山の写真が本人宛てに送られてきており、脅迫されていたことも発覚する。