日本スケート連盟は21日、都内で理事会を開催。フィギュアスケートの2022―23年の強化選手が承認され、元全日本女王の紀平梨花(トヨタ自動車)が外れた。

 紀平は右足首などの故障で昨年はグランプリ(GP)シリーズ、全日本選手権など全ての大会を欠場。目標に掲げていて北京五輪も出場できなかった。日本スケート連盟は成績を基に強化選手を選出しており、女子は世界選手権金メダルの坂本花織(シスメックス)、北京五輪代表の樋口新葉(明大)、同代表の河辺愛菜(中京大中京高)、22年四大陸選手権優勝の三原舞依(シスメックス)が特別強化選手となった。

 紀平は選出漏れしたものの、国際スケート連盟(ISU)の世界ランキングは現在12位。日本女子では坂本(3位)、樋口(11位)に次ぐ3番手で、過去の実績からGPシリーズに派遣される可能性は高い。シーズン開始の7月に入って強化選手に追加されるとみられる。