ピッチングニンジャも思わず驚嘆した。エンゼルスの大谷翔平投手(27)が20日(日本時間21日)のアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場し、投打で活躍。投げては6回1安打無失点12奪三振、打っても4打数2安打2打点とフル回転し、6―0で勝利したチームに大きく貢献した。

 この試合のワンシーンを「ピッチングニンジャ」の異名を持つ、著名な投球分析家ロブ・フリードマン氏(55)が自身の公式ツイッターでクローズアップ。6点をリードした初回一死のマウンドで2番・ブラントリーを2―2から145キロのスプリットで空振り三振に仕留めた動画を掲載し「ショウヘイ・オオタニ、狂暴な90mphスプリッター」とつづった。

 その後、空振り三振を喫したブラントリーは悔しさの余りにバットをグラウンドに叩きつけて破壊。マウンド上の大谷が驚いた様子で動きを止め、打席周辺に飛び散ったバットの破片の行方を気にするかのように右手を伸ばしながら軽くうなづく様子も動画には収められている。この一部始終についてもフリードマン氏は「ブラントリーがグラウンドでバットを折る音が聞こえると、ショウヘイは足を止めて見つめた」と泣き笑い顔の絵文字とともにシュールなコメントで評した。この動画は大きな反響を呼んでおり、投稿から7時間が経過した現在、再生回数は16万回に達する勢いとなっている。

 ちなみに、その投稿2分後にフリードマン氏は大谷が右手を伸ばすシーンに「NOW Pick it up.(今すぐ、拾えよ)」のテロップを入力した動画も続けてアップ。フォロワーからは「彼は『投球時のポイ捨てはダメ! 拾ってベンチに戻りなさい』と言ったのではないか」「〝ゴミ〟はきちんと拾わなきゃいけない」「ブラントリーの行動は問題」などと、さまざまなコメントが寄せられている。