イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが21日、現在オランダ1部アヤックスを率いるエリック・テンハグ監督(52)が今季終了後に監督就任すると発表した。

 契約期間は2025年6月末までで、1年の延長オプションが付いている。新指揮官が決定したことで、今後はチームの大改革が推し進められることになりそうだ。

 スペインメディア「フィチャージェスネット」は「テンハグが到着したことは、新たなプロジェクトの始まりだ。したがって、いくつかの補強を行って理想的なプレーヤーが彼の計画を実行できるようにする。移籍市場での一連の動きの始まりだ」と報道。血の入れ替えに伴って退団する選手として「12人のプレーヤーのリストがある」と大量退団が計画されていると指摘した。

 まずは契約満了で退団となる選手として、Mポール・ポグバ、MFネマニャ・マティッチ、FWジェシー・リンガード、FWエディンソン・カバーニ、MFフアン・マタ、GKリー・グラントを列挙。さらに補強資金をねん出するために売却する選手として、DFアーロン・ワンビサカ、DFエリック・バイリー、DFフィル・ジョーンズ、DFアレックス・テレス、FWアントニー・マルシャル(セビリアに期限付き移籍中)、FWマーカス・ラッシュフォードの名を挙げた。

 オランダ屈指の名将として知られるテンハグ監督のもとで名門が大改革を断行し、復権を目指す。