〝性加害疑惑〟が報じられた映画監督の園子温氏(60)が、過去のインタビューで自身も〝被害者〟であることを明かしていた。

 芸能界では榊英雄監督や俳優・木下ほうからの性加害報道が相次いでいる。園氏も渦中の人となっているが、監督してブレークする前から女性とのトラブルが絶えなかったという。

 以前行ったインタビュー取材で園監督はこう告白していた。

「僕は女性にけっこうダマされてきた。暴行で訴えられたこともあるんです。でも、その女性とは性交渉はないんですよ。裁判にもなりましたが、もちろん勝訴ですよ」

「男女の関係になった女性の両親から殺されかけたこともある。その両親が権力者だった。女性不信になった」

 園氏の〝武勇伝〟はこれだけにとどまらない。親交のある映画関係者の話。

「アメリカに滞在していた若いころ、当時付き合っていた女性に全財産を奪われ、一文なしになって放浪していた経験もある。園氏をかばうつもりはありませんが、女性に対して、傷ついたり、傷つけたりを繰り返しているうちにどう接すれば良いか分からなくなったのかもしれない」

 だからといって監督が女優にセクハラ言動を繰り返すことは決して許されることではない。

 一連の性加害報道に対して園氏は公式ホームページで自筆のメッセージを掲載して以降、何もコメントを発していない。著名監督の今後の対応が注目される。