俳優・古川雄輝(34)が22日、大阪市内で舞台「室温~夜の音楽~」(7月22~24日、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール)の取材会に登場した。

 人間が潜在的に秘めた善と悪、正気と狂気の相反する感情を、恐怖と笑いに織り込んだホラーコメディ。古川は3年ぶりの主演舞台に「緊張してます」と話しつつ、「この舞台を見てお客さんにクスッと笑ってもらいたい。お客様が入ってこそ成立する作品。ぜひ、遊びに来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 舞台のテーマに合わせ、自身のホラー体験を聞かれると、「心霊的なものは分からない出すけど、最近一番怖かったのは、忙しくなると物がなくなるっていうことに気づいたこと」と暴露。

 続けて「セリフで頭がパンクをすると物を捨てていることに気づきました。朝ごはんをつくって、コーヒーを作って、ゴミ袋持って家を出たら、全部(ゴミと一緒に)捨てていた。現場に到着するまで気づかなかった。今やってるドラマでも、(プリペイド)カードをいただいたんですが、家に帰ったらなかった。多分、どこかで棄ててますね」と苦笑していた。

 東京公演は世田谷パブリックシアター(6月25日~7月10日)で開催される。