2020年に芸能活動休止を発表した「Sexy Zone」のマリウス葉(22)が、ジャニーズ事務所を退所し、芸能界を引退する予定だと22日発売の「フライデー」が報じている。実は最近、引退を示唆するような“伏線”がファンの間で物議を醸していた。マリウス個人とみられるインスタグラムの裏アカウント、さらには、ある会社で勤務していることを疑わせるような写真が投稿されていたからだ――。

 ドイツ人の父と日本人の母を持つマリウスは、2011年1月にジャニーズ事務所に入所。同年11月に、ジャニーズ史上最年少の11歳でデビューした。13年にはドラマ「コドモ警視」(TBS系)で連ドラ初主演を務めるなど、早くから活躍したが、20年11月に体調不良で芸能活動を休止してしまう。

「18年から上智大学に通っていましたが、芸能活動との両立に苦しんでいました。実際、ジャニーズ事務所もそれで心身のバランスを崩したという趣旨のコメントを発表しています。一部では、救急搬送されたと報じられたほどです」(ワイドショー関係者)

 フライデーによると、元タカラジェンヌの母親の意向で芸能活動を始めたマリウスは、もともと芸能界に興味がなかったという。活動を休止した時点で復帰するつもりはなく、起業コンサルタントの兄と一緒にビジネスを手掛けたいと考えているようだ。

 引退は決して驚くべきことではない。実は先月上旬、突然マリウス本人のものとされるインスタグラムの個人アカウントが出現していたからだ。ユーザー名には「marius」と記され、本人の誕生日3月30日にちなんだ数字「0330」が記載されている。

 アカウントは、非公開に設定した“鍵アカ”なので、どういった内容のものが投稿されているか確認はできない。だが、マリウスの実の姉、兄がそのアカウントをフォローしていたことで、本人のものであるということの信ぴょう性が一気に増し、ファンの間で話題になっていた。

 テレビ局関係者がこう明かす。

「SNSは今のところ、キンプリ(King&Prince)をはじめ、関ジャニ∞など事務所管理下で公式アカウントとして運営されています。セクゾ(Sexy Zone)はまだインスタを解禁しておらず、グループを脱退していないマリウスがアカウントを作ったことを疑問に思っているジャニーズタレントもいる。もしかしたら許可を取っている可能性もあるが、鍵アカは不自然ですね」

 それだけではない。スペイン・マドリードの、あるコンサルティング会社のインスタグラムアカウントには、「新しい会社のメンバー」として、マリウスがオンライン会議に参加している様子が写った写真が投稿されているのだ。

「コンサル会社での勤務が事実だとすれば、副業にあたる可能性がある。ジャニーズ事務所にとって副業は厳禁です。所属契約を解除されることもあり得ますが、マリウスはそれでもいいと考えているのではないか」(同関係者)

 昨年春にマリウスの母が自身のブログで息子の現状をつづりながら「諦める! 私の辞書の中には今までならなかった言葉がここ数年諦める事も人生には必要なのだと感じてます!」と意味深な書き込みをして物議を醸したこともあった。

 マリウスはこのまま芸能界をフェードアウトしてしまうのか…。