スペイン1部アトレチコ・マドリードのポルトガル代表MFジョアン・フェリックス(22)が来季に同1部バルセロナ入りする可能性が浮上したと、同国メディア「エル・ナシオナル」が伝えている。

 フェリックスはここまで24試合出場8得点をマークしているが、先発は13試合にとどまっており、カタールW杯に臨む同代表メンバー入りが不安視されている。同メディアによると、この状況にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属のポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドも担当する代理人ホルヘ・メンデス氏が不満を抱いており、来季から「フェリックスをバルセロナでプレーさせたい」意向なのだという。

 メンデス氏はバルセロナが以前からフェリックスに大きな興味を持っていることを知っていたものの、移籍金7000万ユーロ(約96億6000万円)がネックとなり〝商談〟には発展していなかった。

 ただ、敏腕代理人として知られるメンデス氏は今オフに向けて、Aマドリードがバルセロナから獲得したフランス代表FWアントワヌ・グリーズマンの保証金として4500万ユーロ(約62億1000万円)を支払わなければならないことに着目し「フェリックスを作戦に含めることを考えている」という。

 バルセロナのシャビ監督もフェリックスのプレーを好んでおり、条件面の調整が付けば、一気にバルセロナ入りする可能性も十分にありそうだ。