「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(48)が24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演した。番組では、16日に牛丼チェーン「吉野家」の伊東正明元常務(18日に解任)が、早稲田大学の社会人向け講座の「生娘さんをシャブ漬け戦略」などの不適切発言をしていたことを取り上げた。

 吉野家によると、若者を牛丼好きにするための戦略について、伊東氏は「不適切な言い回しで不愉快な思いをされた方がいたら申し訳ないんですが」と前置きした上で、「地方から出てきた右も左も分からない生娘さんが、初めて(吉野家を)利用して、そのままシャブ薬物)漬けになるような企画」と表現。吉野家は18日に公式サイトで謝罪し、翌19日に伊藤常務の解任を発表し、同サイトで「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などとし、改めて謝罪した。

 共演者した安藤優子氏や「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大、タレントの菊地亜美が〝言葉の選び方〟に厳しい言葉を並べると、田村は「言葉の選び方自体は僕もちゃんとアップデートできてない方だなと思う」「僕はこの発言はダメだと思う」と厳しく断罪した上で「これはクローズドな場所で、経営を学びに来た人に分かりやすく何かを短い言葉でポンと伝えて、とにかく経営のことを学んでほしいっていう意味合いで、僕は楽しませようというか…。でも、この人はとっさにこういうキーワードを使って、ちょっとみんなの気持ちを引き付けようみたいな意思だったと、僕は感じています」と私見を述べた。

 さらに、「このクローズドの場所だから、こういう表現をしてもいいだろうってこと自体が、この時代は通用しなくなっている」と分析。「僕は講演会であろうが、ユーチューブであろうが、マスメディアであろうが、言葉使いはどこでも同じにしておかないと、SNSとかでいつ拡散されるか分からない時代なので」と続けた。