ロシア国営のアスリート育成機関「サンボ70」のレナト・ライシェフ会長が、独自に計画している国際大会に中国、インド、南米諸国など25か国前後が参加すると明言した。

 ウクライナ侵攻を受けてロシアやベラルーシの選手は各スポーツの国際大会から除外されており、ロシア側は対抗するため独自の国際大会の創設を目指している。

 ロシアは政府主導で各国に参加を促す交渉を行っており、スポーツ界の重鎮であるライシェフ会長が参加国の見通しを明かした。

 同国放送局「マッチTV」で「旧CIS諸国(ソ連崩壊時の独立国家共同体)、南米諸国のベネズエラやアルゼンチン、そしてアジア諸国、中国、インドが参加する」と断言。参加の約束を取り付けたとみられる国の具体名を列挙した。

 そして「すべてのスポーツで独自の世界選手権を開催することが可能であり、参加国数は約25か国になる見込みだ」と自信満々。参加国の人口は30億人を超え、五輪に対抗できる大規模な大会になると強調した。

〝ロシア主催五輪〟は果たして実現するのか。今後の動向に注目が集まる。