オリックスが意地を見せた。24日のロッテ戦(京セラ)は10日に完全試合を食らった佐々木朗と再戦し、初回にいきなり福田が初球を右前に弾き返して完全投球を17イニングで止めるなど、5回までで6安打、2点を奪った。試合は3―6で敗れたが、記録更新をストップさせ、攻略の糸口はつかんだ。

 福田は「160キロでも150キロでもベース板を通るのは全員一緒。佐々木君の場合は、みんなより早くタイミングを取って、弾き返せる形を作るべきだと思った」と振り返り、2安打した吉田正も「バットを短く持ってみんなで徹底した。少しコンパクトに最短でバットを出さないとファウルになる。150キロ後半となると思っている以上に早く出していかないと追いつかない。もう一押し、もっと揺さぶっていかないと攻略できない」と次回対決を腕をぶした。