昨年7月に旗揚げした、邪道・大仁田厚(64)率いるFMW―Eが24日、九州地方初進出大会を成功させた。
 
 ウナギのせいろ蒸しと川下りが名物で風光明媚(めいび)な観光地として知られる福岡・柳川市民体育館で大会を開催。メイン前には金子健次市長がリング上であいさつし、また藤丸敏衆議院議員は「ウクライナの戦争が終わったら平和を願い復興プロレスをやりたいという大仁田厚は、人を元気にする力のある人だ」と祝辞を述べ、大会に花を添えた。

 メインでは大仁田、リッキー・フジのFMWコンビが、プロレスリングFTO所属のスカルリーパーA―jiとトリオを結成。ミスター・ポーゴ、怨霊、上田馬之助組と電流爆破マッチで対戦したが、電流爆破ロケットが大爆発を起こした直後、大仁田はポーゴを道連れにして地雷に落下。激しい爆発音とともに白煙が上がる中、なんとか持ち直した邪道は怨霊をとらえ、最後は電流爆破テーブル上へのパイルドライバーで沈めた。

「コロナに負けるな!」と大会を締めくくった大仁田は「柳川市は電車を降りたら、そのまま駅前から川下りの船に乗れるなんて、俺からしたら突拍子もない観光活性化を進めてる。面白いじゃない、そういうアイデア」と語り、大会の成功を喜んだ。