東京女子プロレスのプリンセスタッグ王者・坂崎ユカがご乱心だ。

 5月3日の東京・後楽園ホール大会では同王座を保持する瑞希との「マジカルシュガーラビッツ(マジラビ)」で、「ふりーWiFi」(乃蒼ヒカリ&角田奈穂)とのV4戦を控える坂崎。4月24日の両国KFCホール大会では、6人タッグマッチで前哨対決が行われた。

 だが、矢野通のように試合中にコーナーマットをはがしたふりーWⅰFⅰが、金具がむき出しのコーナーめがけて瑞希を衝突させ、ヒカリが回転足折り固めで丸め込み。王者チームから勝利を奪った。

 試合後、大の字のパートナーとリング上に残されたコーナーマットを目にした坂崎はプッツン。コーナーマットをぶん回し、敵軍を殴りつけた。

 バックステージでも怒りは収まらず「瑞希はこういうの嫌だろうからやらない方がいいんですけど、ブン回しちゃいました」と弁明しつつも「勝つために考えたことだと思いますけど、そっちがその気ならこっちだって」と吐き捨てた。

 特に挑戦者のふりーWiFiについては、タイトル戦が決まった時から厳しい目を向けている。この日の行為を踏まえた上で坂崎は「今も認めてないですね。『電波良好』とか言ってましたが、全然届いてないので認めません」

 瑞希も「コーナーポストより、ゆかっち(坂崎)の方が凶器やから」とした上で「これが2人の戦い方なら、その土俵に立った上で勝ちを取り返したい。やり返したいです」ときっぱり。何やら危険な香りがする一戦になってきた。