ドナルド・トランプ前米大統領が、英人気司会者ピアース・モーガン氏のインタビューに応じ、英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃は離婚するだろうと語っている。

25日から放送が始まるモーガン氏の新番組「ピアース・モーガン・アンセンサード」の初回ゲストとして出演したとトランプ氏が、「ヘンリー王子はメーガン妃の尻にひかれている」と語り、2人の離婚を予想するインタビューの一部を英サン紙が公開した。

トランプ氏は、2016年の大統領選を争った民主党候補のヒラリー・クリントン氏の熱烈支持者で、「トランプ氏が選挙に勝ったらアメリカを去る」と発言したメーガン妃を以前から快く思っておらず、かつてのインタビューで「彼女は王子を利用している。そのせいで家族との関係を悪化させてしまった」と批判したことがある。

一方のモーガン氏も反メーガン妃の急先鋒(せんぽう)として知られ、出演していた朝の情報番組で妃を中傷したことが物議を醸し、昨年番組を降板する騒動が起きている。

そんな2人はメーガン妃ネタで大いに盛り上がったようで、「かわいそうな王子は妃の手玉に取られている。偉そうにする妃に愛想をつかすか、もしかすると彼女がもっと良い新しい男性を好きになるかもしれない。そうなった時に何が起こるのか知りたい」と語り、離婚すると思うかとの問いには「思う」と答えた。

また、エリザベス女王についても「1つだけ、同意できないことは称号を剥奪しなかったことだ」とも述べ、王子は国家に対して無礼だったと思うなどと持論を展開している。

今回のトランプ氏のインタビューを巡っては先週、モーガン氏に対して「不誠実だ」と激怒して途中で立ち上がってインタビューを打ち切り、「カメラを止めろ」と言って部屋を出て行っていく様子が収められた緊迫の予告が公開されて話題になっていたが、今回公開された新たな映像では和やかな雰囲気で話す様子がうかがえる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)