レスリングのアジア選手権(24日まで、ウランバートル)男子フリー61キロ級で、2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリストの樋口黎(ミキハウス)が優勝。25日にオンライン取材に応じ、6月の全日本選抜選手権へ必勝を誓った。

 強豪が集まる中でも、決勝までの4試合すべてでテクニカルフォール勝ちという圧勝で、好調さをうかがわせた樋口。昨年末の全日本選手権では榊流斗(山梨学院大)に敗れ2位だったこともあり「勝てたのはうれしいが、自分は日本で2番手の選手。全日本選抜で勝てるように積み上げていきたい」と、リベンジへ意欲を見せた。

 今大会に向け、新しい形の組み手や攻撃を用意してきたが、出す間もなく勝ったという。「やってきた形は次にとっておこうかなと思う」と、勝負の6月でお披露目されそうだ。