ボートレース下関のナイターGⅢ「オールレディース ジュエルセブンカップ」は26日、5日目を迎え、9~11Rで準優勝戦が行われる。宇野弥生が予選トップの座を守り抜いて通過。2位・細川裕子、3位・松尾夏海とともに準優1号艇を手にした。

 準優3番はどこも激戦ムードが漂うが、その中で注目したいのがベテラン・角ひとみ(53=広島)だ。予選ラストの5Rは5コースから1マークを回ったところでは4番手だったものの、2マークで内を突いてホームストレッチで平山智加と並走。平山との激しい競り合いを制して3着をつかみ取った。レース後は開口一番「平山さんに競り勝つなんて自分でもビックリですよ」と自身も驚きを隠せない様子。

 ただ、今節の安定感を考えれば不思議ではない。7走2勝2着3本3着2本で唯一オール3連対をキープしている。それを支えているのが67号機だ。「足はいいですね。こんな成績取れないですよ(笑い)。乗りやすくて行きたいところに行ける。レースがしやすい」と相棒をべた褒めする。

 当地は「好きですよ。乗りやすくてレースがしやすい」とキッパリ。当地好印象と今節の流れがあれば、目指すは2021年9月浜名湖一般戦以来の優出だが「今節は出来すぎだから欲張らずに」と静かに闘志を燃やす。〝無欲〟の走りで優出切符を奪い取る。