小栗旬主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演する女優の新垣結衣(33)の出番が多すぎるのではないかと業界で話題になっている。

 新垣が演じているのは、北条義時(小栗)の幼なじみで初恋の相手「八重」だ。当初、源頼朝(大泉洋)の最初の妻として登場するが、後に頼朝とは離縁。すると第13回「幼なじみの絆」(3日放送)で、義時が長年の思いを貫き、八重の心を射止める姿が描かれ、第14回「都の義仲」(10日放送)では、その八重が義時の子供を懐妊したところが放送された。まさに主人公を支えるヒロイン的存在として活躍しているのだ。

 ところが、源平合戦を今回の大河の軸として考えた時、この「八重」という女性の存在をここまで重視して描くのは不自然だという。

「資料などによると、八重が頼朝の最初の妻であることは間違いないようですが、義時と恋仲だったのかというのは非常に怪しいところ」と話すのはある制作会社関係者。

 では、なぜここまで八重の出番が多いのか。そのウラには、脚本を務める三谷幸喜氏の〝ガッキー愛〟があるという。

「三谷さんが、新垣さんの魅力にメロメロになってしまっているそうです。だから新垣さんの出番が自然と増えるような脚本になっているんですよ。史実で『八重』という女性の存在がどうであれ、大河ドラマという枠組みでは、新垣さんは物語上のキーマンとして終盤まで活躍していくことになるのではないかと言われています」(芸能プロ関係者)

 一部報道によると、三谷氏は新垣に「自分が思い描いていた以上の八重さんになりました」とのメッセージを送ったというが、それは三谷氏の本音だったに違いない。