船舶免許持つヒロミ「船長の判断が一番」「会社がなんと言おうと戻れる状況に」
タレントのヒロミが26日、日本テレビ系「スッキリ」で、知床の観光船が遭難した事故について、自身も船舶免許を持つ立場から「船長が戻ると判断したときに、会社がなんと言おうと戻れる状況にしておかないといけない」との考えを示した。
番組では北海道知床の観光船が遭難し、11人が死亡、15人が不明(26日午前9時現在)となった大事故を取り上げた。
ヒロミは「僕、船に乗るんですけど」と自身も船舶免許を取得し、船を操縦すると前置きした上で「船で一番怖いのは風。風が吹くと波が高くなるから、(操縦する人は)そこをすごく気にする」と説明。
特に観光船など多くの客を乗せる営業船は「それを一番気にしないといけない」と指摘。そのため「波が大きくなったときになぜ戻らなかったのか」「2、3メートルの風になると波に刺さっちゃう状況。操船も経験がないと難しい」と船長がなぜ戻らなかったのかを疑問視した。
そして「船長の判断が一番。免許取る時にそれは言われる」と、船の上では船長の判断がなにより優先されるとし「会社がなんと言おうと戻れるという状況にしていないといけない。海の状況で無理となったとき、出港の時からそうだが、会社が行けと言ってもこれは無理というのが成立しないと」と、船長が会社に自分の判断を言える状況でなければいけないと指摘。
「現場の船長の判断が一番。海を知ってて現場に出る判断は船長。それが通らないとこういう事故が起きてしまう」とも語っていた。