ボートレース下関のGⅢ「オールレディース ジュエルセブンカップ」は27日、12Rで優勝戦が行われる。予選トップ通過の宇野弥生が準優11Rも逃げてV戦ポールポジション。自慢のスタート力を武器に今年初Vを狙う。

 不気味なのは岸恵子(49=徳島)だ。準優10Rでは4カドからコンマ15のトップスタートを放つと、まくり一閃。内枠勢をのみ込み独り旅。3連単2万3650円の好配当を演出。「スタートですね。伸びるようなことはないですよ」と冷静に勝因を分析した。

 初戦の5着を除けば7走3勝2着4本と好走。相棒26号機は、GⅠ67周年記念で馬場貴也でVを飾ったエンジン。「馬場選手のままだと乗れなかったので、2日目前半後にペラを叩き変えた。そこから上向いている」と日に日に機力は上向いている。

 当地は2014年11月のGⅡレディースチャレンジCで優勝するなど5優出1Vという実績を持つ。「下関はいいですね。相性がいい」。この勢いと水面相性なら2016年10月の戸田以来5年6か月ぶりの優勝も十分にある。