俳優間宮祥太朗(28)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10時)の第2話が27日、放送される。

間宮が演じる難破剛は、10代のころ千葉最強のヤンキーと恐れられたトラック運転手の父勝(宇梶剛士)とレディースの総長だった専業主婦兼パチプロの母ナオミ(鈴木紗理奈)の次男。兄弟は高校時代に関東を完全制覇したカリスマヤンキーだが現在は無職の兄猛(満島真之介)、改造自転車を乗り回す能天気な中学2年の妹吟子(原菜乃華)という筋金入りのヤンキー一家・難破家で育った。一家の愛犬松は、剛の弟分的な存在だ。

そんな家族のもとで育ち、千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学校・萬田中のアタマを張るまでになった剛は、県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されていた。だが、普通の高校生に憧れる剛は、家族に内緒で隣の白百合高校に入学した。普通の高校生活を送っていた剛だが、市松高校のヤンキーに絡まれた友人のために、特攻服に着替えて救い出す。

原作は小沢としお氏の「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店刊)。

第2話では、剛や藤田深雪(森川葵)が所属する白百合高校美術部は、次の日曜日に公園で写生大会を行うことになった。休日だから私服でいいと言われたものの、ヤンキー服しか持っていない剛は、どうすればいいか悩んでいた。

そして下校途中、市松高校の伍代直樹(神尾楓珠)に出会う。市松高校の2年生グループとケンカになり、左腕を負傷した伍代はギプス姿だった。伍代から、なぜ白百合に通っているのかと尋ねられた剛は「ヤンキーには向いていないから普通に勉強したり、部活をしたりしたかった」と正直に打ち明ける。そして、伍代に一緒に服を選んでほしいと頼む。

写生大会当日、伍代に選んでもらった服で参加した剛は、公園のベンチに深雪と並んで座り、デッサンを始める。そこに、男連れのガラの悪そうな女性がやってきて、深雪が描いていた絵をバカにし始めた。しつこく絡んでくる女性に怒り、思わず振り返って怒鳴ってしまう剛。すると、女性と一緒にいたのは、兄の猛だった。剛は、慌てて顔を隠す。

同じころ、市松高校2年の番格・最上克己(米本学仁)の一派は、特攻服の男=剛を探し出すために、特攻服のイラスト入りのビラを配り始めていた。情報提供者には10万円の謝礼をするという。

新型コロナウイルスが原因で制作スケジュールに影響が生じたため、1週間の延期を経ての放送となった。