お笑い芸人のジミー大西(58)が27日から銀座三越で開催される「画業30周年記念作品展『POP OUT』」の記者会見に出席した。

 画業30周年についてジミー「あっという間に30年が経ったと思って自分も30歳以上になったなと改めて思いました」と笑わせた。

 ジミーは2015年に1度画家活動を休止。時給計算したところ380円だとわかり、筆を折り5年間休んだという。

 そんなジミーの背中を押したのが師匠である明石家さんまの言葉だった。活動休止中にさんまから「俺らのような人を楽しませてる人は時給計算したらあかんねんぞ。たくさん笑わせている人はそれなりにもらってる。そこそこ笑わせている人はそこそこもらってる。いっこも笑わせてないやつは何ももらわれへん。おれらはそういう職業やで。お前には絵というものがある」と言われ、再び筆を握った。

 さんまからのありがたい言葉にジミーは「今回は実験です。たくさん人が入ってみんなが喜んで『ジミーちゃんよかったよ』って言ってくれたらまた絵を描き始めようかな」と話した。

 さんまもジミーの活動再開を喜んでいるという。「やっと目覚めたかという感じでした。(いつもの引き笑いではなく)朗らかに笑ってました」。

 朗らかな笑いの意味についてジミーは「やっと小遣いを渡さんでよくなったという笑いかな(笑い)。温かみのある笑いで『自分の人生そうやって歩いていくんやで』という(応援でもあると思う)」と話した。