カブスの鈴木誠也外野手(27)は26日(日本時間27日)に敵地アトランタでのブレーブス戦に「2番・右翼」で先発出場し、4打数無安打だった。打率3割2分7厘。打線が4安打と沈黙し、チームは1―3で敗れた。

 相手先発は193センチの左腕フリード。3度の対戦は直球、スライダー、チェンジアップ、落差の大きいカーブにほんろうされた。

 初回一死無走者はカウント2―2からの6球目、内角高めのスライダーに手が出ず見逃し三振。1―1の同点に追い付いた直後の3回一死一塁はカウント2―1から96マイル(約154キロ)の内角直球に差し込まれ、遊ゴロ併殺打に倒れた。

 5回二死一、二塁と勝ち越しチャンスで打席に入るも、フリードにタイミングが合わない。カウント1―2からの4球目、外角低めいっぱい、バックドアのカーブをしっかりと見極めるも、球審の手が上がり見逃し三振に倒れた。

 3番手の右腕マツェクと対戦した8回一死一塁はカウント1―2からの4球目、内角高めの95・8マイル(約154キロの直球をおっつけて右中間へ。ライナー性の大飛球は昨季ゴールドグラブ賞を受賞した中堅手デュバルが半身で捕球。二塁ベースを回っていた一走は好返球で封殺され、鈴木にとってはこの試合2つめの併殺打となってしまった。 

 バットで結果を出すことはできなかったが、6回二死でディカーソンが放った右翼フェンス際を襲った飛球を好捕。守備力をアピールした。