タレントのほんこんが韓国の政策協議代表団と面会した岸田首相に怒り心頭だ。日米韓協力や政策協議のため、尹錫悦次期大統領の親書を携えて日本を訪問している代表団は、26日までに岸田首相、林外相、松野官房長官ら政権トップと次々と面会した。

 しかし、両国間で生じた過去の問題を何ら解決できないまま、首相までが笑顔で応じたことに日本維新の会は「これまで韓国政権に煮え湯を飲まされてきた。首相が政府のトップでもない人と会うのは異常だ」(馬場代表)と猛批判し、外務省に首相宛ての抗議文を提出している。

 ほんこんも27日のユーチューブ「ほんこんのちょっと待てLIVE」で黙っていられなかった。「向こうは政権も成り立ってないし、議員が2人だけであとは民間の人。アメリカ政府も(韓国代表団と)会っていないし、議員レベルならいいが、一国の首相が調整するのはおかしい。日本ていうのは国際的な標準、基準がないのかと思う」とバッサリ切り捨てた。

 さらに元慰安婦、元徴用工、レーダー照射など多くの問題に韓国側からいっさい謝罪、対応策が示されていないことで「レーダーではロックオンされ、頭に銃口を当てられた。東アジアでそんなことをやっていていいのか。竹島問題、募集工(徴用工)とか山積みで、そこが根本。そこをないがしろにして政府が向こうの代表団に会うというのは、どこまで日本はやさしさの塊なのか」と岸田首相の甘い態度を嘆いた。

 ほんこんが危惧する通り、韓国では代表団が日本を訪問する一方で、不法占拠する島根・竹島の精密な測量計画を進めていることが明らかになっている。