25日に放送された日本テレビ系「しゃべくり007」が物議をかもしている。同番組にゲスト出演した女優の川栄李奈(27)の転機になった作品として、TBS系連続ドラマ「ごめんね青春!」(2014年)を取り上げたのだが、同作の主演は元「関ジャニ∞」の錦戸亮(37)にもかかわらず、女優の満島ひかり(36)と紹介したのだ。

「しゃべくり」では、宮藤官九郎が脚本のTBS系「ごめんね青春!」をピックアップ。同作は錦戸が主演、満島が準主演でそれぞれ高校教師役を熱演し、川栄は生徒役で出演した。

 同作の撮影当時、19歳でAKB48のメンバーだった川栄は「満島さんの演技を生で見て、スゴい」と感嘆し、「AKBを卒業して役者になろう」と決意したと「しゃべくり」で明かした。

 物議をかもしたのは、「ごめんね青春!」について、「仏教系の男子校とカトリック系の女子校の青春を描いた、満島ひかり主演の学園ドラマ」と紹介したことだった。

 テレビ局関係者は「『しゃべくり』では錦戸さんの名前が一切出ませんでした。主演はその作品の〝顔〟で、間違えるなんてあり得ないことですが…」と首をかしげる。

 関係者の間では、肖像権の問題が指摘されている。錦戸は19年9月にジャニーズ事務所を退所。「『しゃべくり』では満島さんの写真が使われたけど、錦戸さんの写真が使われませんでした。『しゃべくり』スタッフが放送前に錦戸さんの写真の使用許可を取ろうとしたけど取れなかったのかもしれません」(テレビ局関係者)

 別の意見として「満島さんは主演に近い準主演だったので、『しゃべくり』は〝主演〟として扱った可能性も指摘されています」(制作会社関係者)

 日テレが、錦戸の古巣のジャニーズに〝忖度〟した説も浮上したものの、「さすがにそれはないでしょう」と複数の関係者は口を揃える。

 日テレに、錦戸ではなく満島を主演と紹介した理由を取材したが、回答はなかった。