お笑いコンビ・うしろシティが28日、所属の松竹芸能を通じて、30日をもってコンビを解散すると発表した。阿諏訪泰義(39)は同社を離れて個人で活動し、金子学(41)は同社で引き続き活動していく。

うしろシティは2009年(平21)に結成し、12年の第27回NHK新人演芸大賞演芸部門で大賞を受賞したが、20年12月から金子が体調不良で休業。回復し、21年6月4日から復帰したものの、阿諏訪と「コンビ間で話し合い、まずは個々の活動から始めるという事になりました」としてコンビ活動は、いったん休止していた。

阿諏訪は、自身のツイッターで解散を報告。

「2009年に結成した『うしろシティ』というコンビを解散することになりました。2020年に活動を休止し、それ以降は様々な方向性を考えて各々動いてきました。今後金子は松竹芸能に残り、僕は事務所を作って活動していく予定です。コンビ結成当時、得体の知れない僕らを拾って救って下さった松竹芸能には感謝しかありません」

と松竹芸能に感謝しつつ、個人事務所の設立を明言した。

阿諏訪は近年、趣味のキャンプ、ブッシュクラフト関連の仕事が増え、スウェーデンのアウトドアブランド「フェールラーベン」の、日本国内のアンバサダーを務めている。また18年には著書「うしろシティ阿諏訪の簡単&絶品!キャンプ料理」も出版している。

一方、金子も自身のツイッターで

「このタイミングでコンビ活動はなくなりますが、作ってきたコントが色んな形で残るのは関わってくれた沢山の方々のおかげで、応援してくれたみなさんのおかげです。ありがとうございました!晴れ晴れです!」

と解散を報告した。

一方、阿諏訪は

「そしてなにより、こんな変な名前のコンビを応援して下さった皆様に心からお礼を言わせてください。13年間本当にありがとうございました。またいつか、金子とバカみたいなコントをやれたらいいな、と思いながら日々生きて行きます」

と、金子への思いをのぞかせた。