ポルトガル1部サンタクララの日本代表MF守田英正(26)が、待望のステップアップを勝ち取った。ポルトガルメディア「レコルド」が同国1部の強豪スポルティングと基本合意したと報じた。

 同メディアによると、サンタクララのリカルド・パチェコ会長は守田の移籍について「いい方向に向かっている。守田がサンタクララを去るのは、彼の希望だからだ。彼はとてつもない素質を持った選手であり、われわれのチームが到達していないレベルでプレーしたい夢を持った選手だ。そんな彼が希望するクラブはスポルティングだったし、私たちは理解し合えた」と明かしたという。まだ正式決定ではないが、手続きが終了後、正式発表となる見通しだ。

 守田は昨年1月にJ1川崎からサンタクララに移籍すると、レギュラーに定着。日本代表でも昨年10月のカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦から、4―3―3のインサイドハーフとしてスタメンとして活躍する。ただW杯シーズンでのビッグクラブ移籍で出場機会を勝ち取らなければ、代表での地位も危うくなるが、守田は新天地でもポジションをつかめるか。