中国サッカー界を揺るがす〝ナマコ騒動〟が、日本代表の森保一監督まで影響した。

 カタールW杯出場を逃した中国代表は、成績とは逆に、好待遇であることが国内ファンから猛批判を浴びている。特に、主将のMFウー・シー(呉曦)がインタビューで「毎日ナマコを食べている」と高級食材を毎日食べていると語ったことが大炎上。「これはスポンサー企業の宣伝だ」と中国サッカー協会が火消しする騒ぎとなった。

 さらに、4月に入っても、自分たちに批判的なメディアに対し、代表FWチャン・ユーニン(張玉寧)が嫌みで「今でも毎日ナマコを食べ続けてるよ!」とSNSで挑発。再びナマコで炎上してしまった。

 中国「新浪体育」は、この〝ナマコ炎上〟が日本でも報じられていることを報道。「中国のナマコ報道を受け、日本のネット上では『森保監督はさんざん批判されてきたけど、こんなふうにキレることなく、ちゃんとW杯出場を決めた』と言われている」と記述。チャンとは異なり、いかに森保監督がキレずにカタール行きという目標を達成したかがクローズアップされた。

 ナマコ炎上の威力は相当のようだ。