桐谷健太:「インビジブル」寡黙なキャリア監察官役が「新鮮」と話題に 「ワクワク、ドキドキしていただけたら」

連続ドラマ「インビジブル」に出演する俳優の桐谷健太さん(C)TBS
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連続ドラマ「インビジブル」に出演する俳優の桐谷健太さん(C)TBS

 俳優の高橋一生さんが主演を務める連続ドラマ「インビジブル」(TBS系、金曜午後10時)に出演する俳優の桐谷健太さん。ドラマは、刑事と犯罪コーディネーターが異色のバディーを組む、オリジナルの犯罪エンターテインメントで、桐谷さんは寡黙で冷静なキャリア監察官を演じている。「撮影に入る前に、この役を演じる上でのベースみたいなものが見つかった」と話す桐谷さんに、猿渡紳一郎役の印象や、撮影現場での高橋さんのエピソードを聞いた。

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 本作は、ドラマ「ROOKIES」(2008年)や「南極大陸」(2011年)などを手がけた、いずみ吉紘さん脚本のオリジナルドラマ。あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター「インビジブル」のキリコ(柴咲コウさん)が突如、未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると、警察に申し出る。その条件は、捜査一課から左遷された高橋さん演じる刑事・志村貴文(しむら・たかふみ)を担当にすることだった……というストーリー。

 桐谷さん演じる猿渡は、警察庁から出向してきた、寡黙で冷静なキャリア監察官。規則やルールを重んじているため、志村の行き過ぎた捜査を問題視しているキャラクターだ。桐谷さんは、「完全に犯人が悪だとは決めつけていない男だと思っています」と説明する。

 撮影に入る前に、猿渡を演じる上での“感覚”を見つけたといい、「それに委ねてやっているところがあって。見つかっちゃえば(演じることが)難しいことはないです」と明かす。SNSでは、「桐谷健太がクールなエリート系というのが新鮮」「桐谷健太さんかっこいい」といった声が上がり注目を集めたが、桐谷さんは「僕はSNSを見ないのですが、友達から『こんな反響があったよ』と教えてもらいました」と笑顔を見せる。

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 「タイガー&ドラゴン」(2005年)、「ROOKIES」(2008年)、「JIN-仁-」シリーズ(2009年・2011年)、「俺の家の話」(2021年)と、数々のTBSドラマに出演してきた桐谷さんは、「いろいろな形でオファーいただけるのはありがたいです」と喜びを語る。

 今作については「先が読めない面白さは間違いなくある」といい、「原作がないので、誰がどう絡んで、どうなっていくのかというのは、正直役者でさえわかっていない」と続ける。

 オリジナル作品ということもあり、撮影現場では、高橋さんが時間をかけて台本に向き合う姿があるという。「『志村という人間が本当はこうなんじゃないか?』『こういう言葉の方がいいんじゃないか?』とスタッフさんとやりとりをされていて。志村に対しての準備段階が印象的です」と話す。

 一方、柴咲さんについては「あの髪形というビジュアルの部分にしてもご自身の感覚で選んできたでしょうし、キリコの何を考えているのかわからない感じの雰囲気が、すごくコウちゃんにハマっている気がする」と話しつつ、「ここからどんどんまた違った一面が見えてくるかもしれないです」と予告する。

 最後に、視聴者に向けて、桐谷さんは「先の読めないミステリーな刑事ドラマを、金曜日の夜に楽しんでいただけたら。ちょっとでもワクワク、ドキドキしていただき、土曜、日曜とゆっくり休んでいただけたらうれしいです」と呼びかけた。

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