松阪競輪のミッドナイトFⅡ「オッズパーク杯」が28日にスタート。ガールズは2枚看板の坂口楓華(24=京都)と山原さくら(29=高知)が実力を発揮して白星発進を決めた。

 坂口は2Rで逃げた吉岡詩織(27=広島)を3番手からまくりで仕留めた。「先行したかった。吉岡さんがもうちょっと私を見ていてくれたら行けたのに」。前方にいた吉岡に先手を取られて悔しがった。感触も「重かったですね」だが、これはハードな練習が原因で仕方ないと考えている。

 現在は豊橋に居を構えて日々、トレーニングで汗を流している。「この前、深谷(知広・32=静岡)さんが来てくれたんですよ。バンクで一緒に練習してちぎられました」とうれしそうに話し、「いいアドバイスをもらえました」と声を弾ませた。

 昨年末は目標だったガールズグランプリに初出場。今年はさらなる飛躍を求めてベースアップを図っている。そこにビッグネーム深谷の刺激が入れば、オーバーワーク気味になるのも当然だろう。

 人一倍の頑張り屋で着実に成長を遂げてきた。「まだタイトルがないから取りたいです」。勲章を手にして破顔の〝フウカ〟を見たい。