来季もやってくれそうだ。フィギュアスケートの北京五輪銅メダル・宇野昌磨(トヨタ自動車)が29日、アイスショー「プリンスアイスワールド」(神奈川・KOSE新横浜スケートセンター)に出演。来季の新しいショートプログラム(SP)を披露した。

 ギター曲の「Gravity」に乗って4回転トーループなどを決めた宇野。フィナーレでは本格的に取り組んでいるルッツも成功させた。この日は3回転だったが、新たな進化の可能性をうかがわせた。

 公演後、宇野は新作SPについて「まだ作りたて」と話し、先日までスイス合宿でステファン・ランビエル・コーチから振り付けの指導を受けていたことを明かした。まだイメージは膨らんでいないが「曲調の強いところ、弱いところが音楽として明確に分かれている。そういう部分を表現できたら」と展望を口にした。

 3月の世界選手権では自身初の金メダルを獲得。相性抜群で師とあがめるステファン氏との〝黄金タッグ〟で、さらなる飛躍を目指す。