負けたままでは…。ノアのジュニア戦士のみによる大会「N Innovation」(29日、東京・両国国技館)で、正規軍ジュニア(原田大輔、アレハンドロ、宮脇純太)がドラゴンゲートの極悪ユニット「Z―Brats」(シュン・スカイウォーカー、H・Y・O、SB KENTo)に完敗した。

 試合はラフ攻撃を巧みに交えるZ―Bratsに終始コントロールされる。それでも終盤、攻撃を集中されたアレハンドロが奮闘の末、スカイツイスタープレスの体勢に入るが、KENToにパイプイスでぶん殴られて転落。そこをシュンに捕まり、SSWで豪快に叩きつけられて3カウントを許した。

 試合後、チームを率いるも完敗を喫した原田は「クソー!!」と怒れるままに絶叫。「メインにもセミにも行けず、あいつらに負けてこんな無様な! 人生、こんなにうまくいかんか!」と自らのふがいなさにブチギレた。

 一方、シュンは「今の試合、見たでしょ? 結果が全て。ノアジュニアだけで両国国技館大会とかふざけんじゃねえ。そんなことされたら、両国国技館も日本のプロレスも価値が下がるから」と勝ち誇る。さらに「これからも大きい後ろ盾で勝手にわがままするなら、俺たちが邪魔をするから。日本のプロレスを汚すな!」と引き続きの〝武力介入〟を示唆した。

 H・Y・OもKENToと「余裕だったな」と笑顔を見せ、原田に「なんだったら、俺がシングルマッチで料理してやってもいいぞ」と呼びかけていた。果たして戦いの続きはあるのか――。