東京女子プロレス・5月3日の東京・後楽園ホール大会でプリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子に挑戦するハイパーミサヲが初戴冠に向け必勝を誓った。

 30日に両国KFCホールで行われた公開調印式に臨んだミサヲは「よく言えばプライドがある、悪く言えばごう慢さを持っている人が王者の資格を持っているなと気づきました」と説明。その上で「正直私にも自分が正しい、強いという気持ちはずっとあったんですけど、いかんせん雑音をすごく感じてしまうタチ。ずっとここまで雑音を感じてきたから挑戦しなかったというのはあるんですけど、最近になってその雑音がまったく聞こえなくなってきたんです。だからもしかして私にも王者の資格があるんじゃないかなと、私がチャンピオンになる準備ができた証拠なんじゃないかなと思ってます」と自己分析した上で〝王者の資格アリ〟とした。

 そのために狙うは中島の首だ。ミサヲは「中島さんの一番の強味は〝主人公力〟ですね。どんなに逆境にあっても、その逆境を力に変えて反撃してくるというか、そういう時ほど謎のパワーを発揮して、こっちの想像してないことをしてくる。だからこの戦いの中では、自分が優勢になっている瞬間というか『いけるかな?』という時ほどすごく警戒しないといけないと思っています」と拳を握った。

 受けて立つ中島も「楽しみ尽くしたほうが勝つ。私が楽しみ尽くして試合を制したいと思います」と闘志十分。そして「私のことを主人公みたいに例えてくれたんですけど、ミサヲは私にとって〝一流の二番手〟だと思っています。いい意味で。その意識が自分の中にあるというのは、自分が油断するところがあるんじゃないかという弱みの部分でもあるので、私はミサヲの隠し持っているハードな武器も警戒して試合をしたいです」と話した。最後に笑うのは、どっちだ。