フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(30)の〝暴落〟が加速している。

 2017年に2億2200万ユーロ(約301億9000万円)という世界最高金額の移籍金でスペイン1部バルセロナから加入。それなりの活躍を見せているものの、ケガがちでシーズンを通して稼働できておらず、クラブの悲願となっている欧州チャンピオンズリーグ(CL)のタイトルをもたらせていない。

 不摂生を思わせる派手な私生活など素行面の評判もかんばしくない。それでも昨年5月に2025年6月末までの契約延長を発表したが、最近になって、英メディア「スカイスポーツ」が売却額を9000万ユーロ(約122億4000万円)に設定したと報じた。

 パリSGにとって、もはやどうしても必要な選手ではなくなったようだが、フランスのサッカーメディア「Foot Sur7」は、サッカージャーナリストのジュリアン・ローレンス氏の手厳しい意見を紹介。「よいオファーがあれば、ネイマールを放出したいのだろうけど、たとえ9000万ユーロを切ったとしても獲得したいクラブがあるとは思えない」

 本人はパリSGで引き続きプレーする意向のようだが、低評価を覆す反骨心は残っているのだろうか。