巨人の新助っ人、アダム・ウォーカー外野手(30)が1日の阪神戦(東京ドーム)で豪快な4号ソロをかっ飛ばした。

 強烈な一撃にドーム内が一気にわいた。「ガシャン!」という破壊音を残した打球は、そのままバックスクリーンへ。2回の第1打席で、初対戦となった相手先発・西純が3球続けた151キロ直球を完璧にとらえた。ダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で頭上でハートマークをつくるお得意のポーズもバッチリと決めてみせた。

 6試合ぶりの一発で貴重な先制点をもたらしたが、打席を振り返る談話も秀逸だった。

「いつも岡本選手のようなパワーにあこがれていて、岡本選手のようにたくさんご飯を食べてきました。先制ホームランを打ててすごくうれしいです」

 大食漢としても知られる主砲の岡本和真内野手(25)は肉体改造を重ね、今や不動の4番に成長。2年連続で本塁打と打点の2冠王に輝き、今季も2冠を維持している。そんな岡本和は助っ人からも「あこがれ」の存在となり、ウォーカーも〝爆食〟でエネルギーをたくわえていたようだ。