元日本代表監督で1日にオーストリアで死去したイビチャ・オシム氏(享年80)を多くのサッカー関係者が悼んだ。

 J1千葉や日本代表で指導を受けた巻誠一郎氏は自身のインスタグラムを更新し「僕にとってオシムさんはサッカーだけでなく、人生の師です。伝えたい事が溢れすぎて、書ききれません。1つだけ言える事は、サッカーを辞めた今でもオシムさんの教えを体現しています。巻は巻だから。巻にしか出来ないことがある。これからもオシムさんから学んだサッカーを、人生の中で体現していきます」と書き込んだ。

 旧ユーゴスラビア代表でオシム氏の指導を受け、イタリアW杯8強入りに貢献したドラガン・ストイコビッチ氏(現セルビア代表監督)はセルビア協会を通じ「ショックを受けています。彼は私のキャリアに深い足跡を残してくれました」とし「彼は知的で直感に優れたサッカー戦略家であったと記憶しています。その記憶は永遠です」とコメントした。

 また、元日本代表FW武田修宏氏は「本当に残念です。日本サッカーのスタイルを確立するべきだという意見はとても印象に残っている。他国のマネではない独自のサッカーを目指していたことにワクワクさせてもらった。だから日本代表監督になったオシムさんの練習を何度も見にいったくらい。お悔やみ申し上げます」と語った。