ロックバンド「トライセラトップス」の和田唱(46)が大物ミュージシャン・奥田民生(56)に苦言を呈し、話題となっている。

 和田はトライセラトップスとして4月29日~5月1日まで開催の東北最大級の音楽フェス「ARABAKI ROCK FEST.22」の2日目に出演。

 1日深夜にツイッターで「昨日は最高だった。最高だったよ」としたつつ「ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ? それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題ありだと思う」と意味深投稿した。

 続けて「周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ。みんなが言わないんだから俺が言う。以前は尊敬してたけどね」など苦言を呈し「照れ隠し??そんなのが通用するかね、いい大人が もうさ、この変わり映えしないロック界のピラミッド社会、いい加減壊して行かないかい? 俺達から下の世代のミュージシャン諸君」と訴えてた。

 和田は名指しこそしなかったが、その後のツイートで「民生さんと直接やり取りができた。民生さんは謝罪をしてくれた。俺も思ってることをハッキリ伝えた。一連のツイートは消すことにします」と投稿。当該ツイートを削除した。

 その上で「俺は、シャイだけどカッコいいOT先輩が見たかったんだ。昨日ツイートせずにいられなかったのは『あの感じ』がまかり通ってる風潮に怒りを覚えたからです」と説明した。

 和田にしてみれば、奥田は大先輩。意を決した物言いにSNS上では肯定する声が圧倒的だ。

 他方で20年来の奥田ファンからは複雑な声も…。女性ファンの1人は「民生さんがライブ中に酒を飲むのは恒例。むしろ、酒なしの方が珍しい。ファンも酔っている時のグダグダ感を含めて、楽しんでいることだけは知ってほしい」と語る。

 今回の問題点は奥田以外にも多数のアーティストが出演するフェスで〝泥酔ライブ〟が行われたことだろう。

 前出女性ファンは「ライブハウスなんかの単独ライブだったら、何の問題もなかった。フェスには民生さんファンの以外のお客さんもいらっしゃるので…。その辺りは和田さんにツッコまれても仕方がない」と語る。

 奥田の謝罪を受け、和田もノーサイド。ともに日本の音楽界を盛り上げてほしいものだ。