フリーアナウンサーの笠井信輔(59)が3日、ブログを更新。フジテレビの永島優美アナの〝涙の朗読〟を称賛した。

 永島アナは3日放送の「めざまし8」で、北海道・知床の観光船事故で亡くなった鈴木智也さんが、プロポーズする予定だった交際女性にあてた手紙を朗読。しかし、途中、涙声となり声を詰まらせてしまった。

 この放送を見た笠井は「涙をこらえながら、いや、顔は映らないけども泣きながら読んでいると言う事はよく分かりました しかし泣き崩れることなく読み切りました よく頑張った!」と最後まで読み切った永島アナをたたえた。

 笠井は永島アナの朗読について「いろいろな見方があると思います 私は共感しました その涙は、伝え手にとって貴重な、涙 ニュースを“自分事”として捉えるとは、そういう事だと思います」と持論を展開。

 永島アナは朗読後「すいません」とお詫びしていたが笠井は「謝っていましたが謝ることではないです でも、朗読の後に謝ったのも、良かったです アナウンサーのバランスとは、そういうものです」とフォロー。

 さらに「アナウンサーは報道においてはなるべく喜怒哀楽を安定させなければいけないと言う基本はあります でもそれはあくまで基本です 人に寄り添うとは、ニュースに寄り添うとはこういうことだと思うのです」とつづった。

 また「実は私も、局アナ時代、感情を表に出しぎて色々と批判を浴びてきました」と自身の経験を踏まえた上で「その反省にたった上で、それでもアナウンサーは自らの感情を封印しすぎる事はないと思うのです」と指摘した。

 永島アナについては「6年前にめざましテレビのメインキャスターに就任したときには『真面目すぎて永島に務まるのか』と不安の声ばかりでした 本人も悩んでいました しかし様々な現場に取材に行っていろいろな人生模様を体感してきたことは無駄ではなかった 良いアナウンサーになったなと思います」と成長を喜んだ。