楽天・田中将大投手(33)が3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で8回4安打無失点。NPB史上181人目、球団では初となる通算1500投球回到達試合を2―1の勝利で飾った。

 9回、守護神・松井が1点を奪われ、なお二死満塁のピンチをどうにか切り抜けると、開幕から5試合連続ハイクオリティスタート(HQS=7回以上を自責点2以内)をマークした田中将の表情に笑顔が戻った。

 田中和の1号2ランで援護を受けると、5回一死一、二塁のピンチではスライダーで三振併殺。8回一死一、二塁ではヌニエスをスライダーで三ゴロ、今川をスプリットで三振に斬り、リードを守り切った。

 首位を快走するチームも5連勝。田中将は「チームがいい流れで来てたので週の頭、初戦を取ることができて良かった。自分にとっても縁のある北海道という地で、記録を達成することができて非常にうれしく思います」と語り、道民ファンから温かい拍手を浴びていた。