阪神は3日のヤクルト戦(甲子園)に0―3で敗れ、連勝は6でストップ。打線が相手先発・小川を打ちあぐね、今季7度目の完封負けを喫した。

 規定未到達ながら、ここまで25試合に出場し、打率3割5厘、17打点、3本塁打と好調を持続する糸井嘉男外野手は、この日スタメン外。得点圏打率も4割5分5厘と、勝負強さが際立つ不惑超人の代打起用に期待が集まったが、試合に出場することなく球場を後にした。矢野監督は試合後、「(糸井は)コンディションが整ってなかったので」と説明した。

 直近4試合で計5打点とチームの大型連勝に多大な貢献をした背番号7だが、今年7月で41歳。井上ヘッドも「大ベテランであるにもかかわらず、連敗中も連勝中もチームを引っ張ってきてくれた。疲労の部分もある」とした上で「無理をしてでもという時期ではない。良くなってすぐにスタメンに名を連ねる形になってほしい」と語り、糸井の一日も早い復調に期待を寄せた。