日本ハムは3日の楽天戦(札幌ドーム)に1―2と惜敗。0―2の9回、相手守護神・松井裕から1点を奪い、なお二死満塁と一打サヨナラの場面を作ったが、もう一歩及ばなかった。

 試合後の〝ビッグボス〟新庄剛志監督(50)は「最後粘って惜しいゲームだったけど、楽しいゲームにはなった。(田中将は)さすがのピッチングで、なかなか点を取ることができないと思ったので(5回の一死)一、二塁で上野君のところ、田中君の場合、大きく外れることはないと思ったのでエンドラン(を仕掛けた)。当てれない場所じゃなかったんで、何とかバットに当てて欲しかった。まあ、そういう時もありますね」と三振併殺に倒れた上野を思いやりながら、課題を指摘した。

 開幕から5試合連続ハイクオリティスタートを続ける田中将の攻略については「先に先に塁を進めていくことが点を取る秘訣かな」とポイントとなった場面を振り返っていた。