全日本プロレスのヨシタツ(44)が、〝旧友〟との再会を前に闘志を奮い立たせた。

 ヨシタツは6日の「タカタイチマニア2.5」(東京・後楽園ホール)で、新日本プロレスのタイチ(42)と対戦する。2002年にヨシタツは新日本で、タイチは全日本でデビューした同期対決だ。試合に向けて「面白いですよね。それぞれデビューした団体と今の所属団体が入れ替わって『アリとキリギリス』みたいな状況になっている。お互いの人生のバックグラウンドを踏まえて見てもらえたら、感情移入しやすいんじゃないかと思いますよ」と感慨深そうに話す。

 約15年前、タイチが新日本に参戦し始めた頃に若手同士仲良くしていたといい「冗談を言い合ったりして仲良くしてましたよ。キャリアがまだ4~5年だったから『将来はこうなりたい』みたいな話もしたりして」と目を細める。その上で「他団体の選手で初めて仲良くなったのがタイチだったんですよ。そこで〝新日本以外の世界〟の話をいろいろ聞いて知ることができた。それで外に興味を持って、WWEに行ったりとかするきっかけの1つになったんですよね」と明かした。

 ともに節目となるデビュー20周年のタイミングで初のシングル対戦。ヨシタツは「恨みっこなしでバチバチ行きたい。あれから約15年経って、今の自分たちをぶつけ合って何が生まれるか…。これが最後だとは思わないですよ。新たな何かにつながると思う」と話したが、果たして…。