巨人の最年長・中島宏之投手(39)が値千金の勝ち越し二塁打を放った。

 4日の広島戦(マツダ)同点の7回一死三塁で代打で登場。フルカウントから鯉3番手・塹江の146キロ直球にフルスイング。三塁線を破る勝ち越しの適時二塁打となった。

 4連敗中のチームを勢いづける一打に二塁上で中島はガッツポーズ。代走が送られると、ベンチで拍手で迎えられた。

 これで1909安打と大記録まで残り91安打とした。4月27日のDeNA戦(横浜)では5年ぶりの満塁弾。「打席に入ったらただ打ちたいと思っている」とベテランは常々、話している。勢いに乗っているチーム最年長野手が最高の仕事をやってのけた。