ノア4日の後楽園大会で、新日本プロレスの小島聡(51)がGHCヘビー級王者の潮崎豪(40)に完勝した。

 小島は、サイバーファイトに属する4団体による合同興行「サイバーファイトフェスティバル2022」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)で潮崎のベルトに挑戦する。この日はその前哨戦となる6人タッグ戦で激突し、いきなり先発して組みあうなど激しくやり合った。終盤には一騎打ちの状況になり、マシンガンチョップを打ち合うなど得意技を交錯させる。さらに互いのラリアートをぶつけ合うと、小島が押し込むことに成功。最後はヒジのサポーターを外して渾身のラリアートを叩き込み、完ぺきな3カウントを奪った。

 小島は自身が優勝し、潮崎と初めて対戦した2010年のG1クライマックスを引き合いに出し「初めて出会った時のことをよく覚えているよ。あの時もすごかったし、今でもすごいレスラーだよ。でも、俺がキャリアと経験で、冷静に、ゆっくりと潮崎を料理してやるから」とタイトル戦での勝利も誓う。そして「確かに、体は全盛期じゃないかもしれない。でも、ハートと心は今が一番の全盛期だ! それは間違いないよ」と叫んだ。

 ベテランらしい追い込みで、方舟の至宝を奪い取れるか。