内藤剛志主演のテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁・捜査一課長 season6」(木曜午後8時)の第4話が5日に放送され、ナイツ塙宣之が演じる“ブランク”こと奥野親道刑事をメインに据えたストーリーが初めて展開される。

第4話では、高名な俳人が自殺に見せかけて殺害され、俳句教室の生徒である家政婦・川上美月(鷲見玲奈)が容疑者に浮上。ところが、川上容疑者は奥野刑事の自宅でも家事代行を担っており、先日、奥野がプロポーズしたばかり。思いを寄せる女性が犯人なのか。奥野は“ある覚悟”を胸に意外な行動を取る。

18年放送の「season3」から運転担当刑事・奥野役でレギュラー入りした塙。登場当初から、素朴な演技が「棒(=棒読みの略)」「表情筋が殉職している」などとSNSで話題となり、棒演技が続いたときは「棒棒鶏」、絶妙だったときは「うまい棒」など大喜利のような愛ある“棒イジリ”がファンから多く寄せられてきた。

そんな奥野に1話丸ごとスポットを当てるのは、登場5年目にして初めて。塙は「ありがたいお話で恐縮しきりでしたが、内藤さんから“メインの回になったのは自分の実力だよ”と激励していただきました」と感激の思いを吐露した。

鷲見も事件のカギを握る重要な役だ。「涙する演技があったのですが、リハーサルの段階で感情が高まりすぎてしまい、涙が止まらなくなってしまったんです。私にとって、そんな経験は今までなかったので、ものすごく大きな経験になりました」と、女優としてさらなる境地を体感しながら演じ切ったことを明かした。

また、お笑い芸人、錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆が刑事ドラマ初出演。容疑者と刑事として、奥野が熱血刑事だったころの回想シーンに登場する。