「こどもの日」の5日、ソフトバンクの上林誠知外野手(26)が球界屈指の守備で魅せた。

 本拠地ペイペイドームでのオリックス戦、1―0で迎えた4回一死三塁の場面だった。相手主砲・吉田正が放った右中間へ伸びるライナー性の打球に右翼から猛ダッシュして追いつくと、フェンスに激しく体をぶつけながら好捕。三塁走者のタッチアップは許したが、さらなるピンチ拡大を防ぐビッグプレーに観衆からは万雷の拍手が送られた。

 マウンド上の和田もグラブをたたいて上林の好守をたたえると、後続をきっちり抑えて流れを渡さなかった。和田は初回を三者連続の空振り三振に封じる圧巻の投球を見せるなど、5回まで3安打7奪三振。41歳のベテラン左腕の好投をバックも大いに盛り立てた。