大日本プロレスの橋本大地(30)&神谷英慶(30)の「大神」が、BJW認定タッグ王座から陥落した。
 
 V3戦(5日、横浜武道館)では野村卓矢&阿部史典の「アストロノーツ」と対戦。序盤から王者組は抜群の連係を見せ、挑戦者組に反撃の隙を与えなかった。

 大地は阿部のドラゴンスクリューで追い詰られるが、串刺しのジャンピングニーで反撃すると、父の故橋本真也さんをほうふつとさせる重いキックで一蹴する。

 その後は阿部のナックルパート、卍固めで苦しめられるが、神谷のフォローで九死に一生を得る。援護に応えるべくSTFを繰り出し、さらにシャイニングウィザードを2発発射。「闘魂三銃士」と呼ばれた真也さん、蝶野正洋、武藤敬司の必殺技を次々と繰り出す姿に会場が沸いた。

 これで勢いに乗った大地はフィニッシュを狙ったが、阿部の怨霊クラッチで丸め込まれて3カウントを献上。悔しい逆転負けとなった。

 アストロノーツは昨年8月にベルトを落として以来になる3度目の同王座戴冠になった。

 大地は挑戦者組について「俺はあいつらを指名してよかった。楽しかったけど、きれいに取られて悔しかった」と語り唇をかみ締めた。

 さらに「(大日本初進出の)横浜武道館のしょっぱなでいいスタートを切れなかったけど、必ず大神は返り咲く」ときっぱり。ここから巻き返せるか注目だ。