女子プロレス「スターダム」の「FWC」(コグマ&葉月)が、2人の地元・福岡でゴッデス王座奪回に成功した。

 5日の福岡国際センター大会で王者のスターライト・キッド&渡辺桃に挑戦。3月26日の両国大会でベルトを奪われた因縁の相手だ。

 いきなり葉月が仕掛け、4人が入り乱れる混戦模様となった試合は、めまぐるしく攻守が入れ替わった。挑戦者組がキッドを孤立させると、王者組は葉月に集中砲火を浴びせる。

 最後まで主導権争いが続く中、渡辺がピーチサンライズ(変型猛虎原爆固め)を狙ったところを葉月が体を入れ替え「葉・月ストラル」でクルリと丸め込み執念の3カウントを奪った。

「福岡、ただいま! ゴッデスのベルト、お帰り!」と絶叫した葉月は「私たちが何回も負けると思ったか?」と誇らしげな表情を浮かべた。

 すると渡辺は「地元で勝ったくらいで調子に乗ってんじゃねえよ。てめーらに挑戦なんて、こっちから願い下げだ」と捨てゼリフを残してリングを後にした。

 この日は同じユニット「STARS」の岩谷麻優がSWA世界王座を奪取。コグマは「この勢いのままベルトを総取りしたい」と、8日の名古屋大会で一騎打ちするAZMとの一戦に、AZMが保持するハイスピード王座をかけるよう要求。STARSがスターダムマットの中心に立つ。