女優広末涼子(41)が6日、都内で「第14回ベストマザー賞2022」の「芸能部門」の授賞式に出席。子育てと女優業の両立について話した。

現在3人の子どもを育てる母。「私が18年前に結婚、出産を経験した時には、こんな名前の賞をいただけるなんて思ってもいませんでした」とあいさつした。「初めてのことで、少しお仕事からも離れなくてはいけなくなる選択をして、きっと賛否もあったんですけど、『どうして女性だからって結婚か仕事かを選ばなくてはいけないんだろう?』という疑問がありました」と当時を振り返った。

ジレンマがある中で「当時はあまり芸能界でも早く結婚することが多くなかったので復帰も不安があった中、自分が先駆者的に、『子育てをしながら女優業も出来るんだ!』と立証できたらどんなお仕事でも子育てしながら活躍できる場が開けていくんじゃないかと思い、ここまでやってきました」と語った。

髪を振り乱して日常生活をして疲れちゃうこともなくはなかったと子育ての大変さを振り返り「今があるのは間違いなく、子どもたちの存在のおかげだと思っています。子どもが原動力になっているかということは世の中のお母さんたちは同じように感じられると思います」と声を詰まらせながら語った。

授賞式前日のこどもの日は「撮影が終わって家に帰ると、すてきな花束をもらいました。少し早めの母の日のプレゼントでした」と笑顔を見せた。

同賞は、一般社団法人マザー協会が「ママの多様性、子育ての多様性」をテーマに、08年から開催。今回はほかに、スポーツ部門を荒木絵里香(37)、音楽部門を鈴木亜美(40)、文化部門を近藤千尋(32)、政治部門を金子恵美(44)がそれぞれ受賞した。