中日・大野雄大投手(33)が、二軍調整中の京田陽太内野手(28)にエールを送った。

 6日の阪神戦(バンテリン)で9回までパーフェクト投球を見せたが、延長10回二死から佐藤輝に二塁打を浴びて完全試合を逃した。それでも延長10回完封劇で今季2勝目を挙げた。

 そんな大野雄が気にかけているのが、4日のDeNA戦(横浜)で攻守に精彩を欠いたとして試合中に名古屋へ強制送還され、翌5日に登録抹消となった京田だ。ナゴヤ球場で大野雄は「応援しているから頑張れとは伝えた」と明かす。

 立浪監督から「戦う顔をしていない」と言われてしまった京田だが、エース左腕は「もともと淡々と表情に出さずにプレーする選手ですから、そういう風に見えてしまったのかなというところもあると思う」と擁護。

 その上で「あれだけ打てなくて、守備も今年はピシャピシャかといったらそうじゃない。そういうところで気持ちが乗らないところはあったと思う」と言いつつも「でも、アイツのことを僕は信用してますし、信頼している。手がつけられないぐらいで(一軍に)帰って来てほしい。やっぱり、ええ選手やなと。アイツにしか分からんことがあると思う。絶対しんどいとは思うし、選手会長をやっているのに打てへんくて苦しんでいると思う。それは僕も全然勝てなくて苦しかった時もあった。でも、そこを乗り越えないといけない。サポートできることがあったらしたい。全部はね返してほしい、負けないでほしい」と復調に期待を込めた。